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   ○1 あさこの Woman's Eye
       「下流主婦」と呼ばないで!

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   ○2 フード店長のお悩み相談
     −「接客サービス」が重視されつつあります−

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○1 あさこの Woman's Eye
   「下流主婦」と呼ばないで!

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かつて一世を風靡したファッションビル「パルコ」が手がけていたマーケティ
ング情報誌「アクロス」の元編集長、三浦展氏の著書「下流社会」が話題とな
っていますね。
この本のテーマである「下流」という言葉ですが、三浦氏は次のように説明し
ています。

     * * *

「下流」とは、単に所得が低いということではない。コミュニケーション能力、
生活能力、働く意欲、学ぶ意欲、消費意欲、つまり総じて人生への意欲が低い
のである。

(「はじめに」より)

     * * *

なるほど、「下流」とは「人生への意欲が低い」人たちのこと、そう考えると、
この「下流」という言葉は、その他のさまざまな問題に対しても当てはめる事
ができそうです。
たとえば、私も含めて現代の主婦達は、「料理」について「下流主婦」の方向
に向かいつつあるのかも知れません。なぜなら、私には次の事例のように、
『料理を作る意欲が低い』主婦たちが増えているように感じられるからです。

主婦のA子さん(31歳)は、子供のお迎えや、主婦友達との集まりがあった
時には、わざと時間をかける事で帰宅時間を遅らせます。なぜなら、早く帰る
と夕食を作らなくてはならないから。外出することで「夕食が手作りできない
理由」を作っているのです。

「自分は"作るつもりだった"けれど、"育児"や"お付き合い"があるから、
"仕方なく"外食や惣菜で済ませた」
こういった理由は、世間では"女性ならできて当り前"と思われている料理が苦
手な彼女のプライドを保つため、また、料理を作らなかった罪悪感を解放する
ために必要なのだと彼女は言います。

A子さんのような主婦たちは、「食事を作ろう」と思うスタート地点ですでに
つまづいており、「簡単な料理で済ます」とか「買ってきた惣菜と合わせて、
ちょっと手抜きする」という地点にすら行きついていません。

「上流主婦」が、「内食」をベースとして時々「中食や外食」を楽しんでいる
のとは逆に、下流主婦は、「中食や外食」が中心にあって、それに「内食」を
どうにかして組み合わせている、そんな状況も透けて見えてきます。

もし、「下流社会」で述べられているように、主婦も次第に「下流化」へと向
かうのだとすれば、私たちのような「食の製品」を提供する側も、「簡単・手
軽」といったアピールをする以前に、まず「家で食事を作る」というスタート
地点に主婦たちを集めることが必要になるのかも知れません。


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2006年2月6日(月)、7日(火)に東京国際フォーラムで「日本全国野菜フェア」
が開催されます。

全国各地から国産野菜が大集合し、野菜に関する“見たい、知りたい、味わい
たい”情報が満載のイベントです。

日ごろ摂取不足になりがちな野菜ですが、この機会に、「美味しく簡単に野菜
を食べる」ヒントを探してみるのはいかがでしょうか。

詳しくはこちら
http://www.vf7.jp/news/news.php

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○2 フード店長のお悩み相談
    −「接客サービス」をどう改善したら良いのでしょうか?−

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Q:
最近、新聞や業界誌などを読むと「接客サービス」の重要性を訴える記事が多
いように感じます。
ウチの店は、特に悪い接客ではないと思っていますが、その程度ではダメなの
でしょうか? また、どのようにして接客サービスの改善をすれば良いのでし
ょうか?

A:
確かに、近年は「接客」の重要性が叫ばれています。
狭い土地に数多くの店舗がひしめいている日本では、商品や価格での差別化に
は限界があり、リピート客を確保するには「接客」による顧客満足度の向上が
重要な要素のひとつだからです。

接客サービスにおいて最も重要なポイントは「タイミング(Timing)」と「優
先順位(Priority)」そして「対象・目的(Object)」の3点であるというの
が私の考えです。

どんなに正しい言葉や行動であっても、ちょっとした「タイミング」の違いで
「余計なお世話」になる可能性がありますし、「優先順位」をわきまえない接
客は不愉快なだけです。

そして、何よりも「誰のために、何のために」という基本を忘れた接客には何
の意味もありません。私はこれを「接客サービスのTPO」と呼んでいます。

ご自分の店は「特に悪い接客ではない」と思っているとのことですが、外食を
するお客様の多くは、飲食店に「何か特別な体験」を期待しています。ですか
ら、"可もなく不可もない"接客では差別化にはなりません。

接客における「マイナス要因」を無くすことはもちろん大事ですが、それだけ
ではお客様に「良い接客」と感じてもらうことは出来ません。
良い接客とは、店のスタッフのひとりひとりが、来店したお客様に「楽しんで
もらいたい」という気持ちで何らかのアクションを起こすこと、そのための
「気配り・心配り」をすることが重要になります。

毎日、あなたの店のスタッフに「今日は、お客様に何をしましたか? それは
なぜですか?」と、問いかけてみて下さい。

そしてもちろん、それはあなた自身に対してもです。

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共同でリッチシニアと介護に関する研究サイト「Dream Care project」を
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「飲食店の店員へのクレーム・要望」
「居酒屋で飲まれないドリンクとその理由)」
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などとして、WEB上に公開し皆様にご覧頂きます。

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○●○━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━○●○

今月は、首都圏でも8年ぶりという記録的な積雪でしたが、みなさんは、どの
ように過ごされましたか?

大雪の翌日、我が家は一家で杉並堀之内の妙法寺へ出かけました。
妙法寺は、厄よけでも有名な趣のある名刹ですが、実は、我が家では、その近
くにある「おでん」屋さんに行くことも目的のひとつなのです。

そこでは、数種類の手作りさつま揚げなどの「おでんのタネ」を売っていて、
その横では、たくさんのおでんがグツグツと出汁のいい匂いをさせながら
煮えています。

私たちは、いつものようにお参りする前に、大根、つみれ、すじなどを、おも
てのイスに座っていただきました。
寒い中で食べる熱々のおでんの何とも言えない美味しさ・・・。

お参りの後は近所の揚饅頭屋さんで揚げたてのお饅頭を買って(これがまた美
味い!)、境内を散歩します。
「食べることの幸せ」って、別に何か特別なモノを食べることよりも、どんな
シチュエーションで食べるかということの方が、はるかに重要なのですね。

ちなみに、おでんも揚饅頭も一番たくさん食べたのは、2歳になる我が娘でし
た。

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